スタッフインタビュー3 | かんでんCSフォーラム

2006年に派遣社員として入社。3年後、直雇用社員となる。
オペレーター経験を経てスーパーバイザー(管理者)となったタイミングでキーパーソンに任命される。
現在2名のサポートに対応中。
「障害者職業生活相談員」「雇用環境整備士」の資格を所持。

Q.キーパーソンを任されたときの気持ちを教えてください


「私でいいの?」という気持ちでした。実は私は自分を放任主義なタイプと思っていたので、ひとのために何ができるのか、正直わかりませんでした。
障がいについて詳しい知識もありませんでしたし…。
そんな中上司に「Tさんなら出来る」と言われ、「じゃあやってみよう」とチャレンジしました。
ただ以前から「障がい者の方」という特別感ではなく、「一緒に仕事をしている仲間」という自然な受け入れ感覚は持っていました。

Q.大変だったことを教えてください


キーパーソンになりたての頃は特に大変でした。いざ対応してみると、当然ですが全員の特性が異なりました。配慮をするために「この障がいはどんな特性があるのか知りたい」という思いが大きくなり、セミナーに参加したり、本やネットで調べたり、資格を取ったり…。 同時に皆さんの様子を注意深く見ることで、徐々にその行動や発言、思いがこんな特性から現れているんだということがわかるようになり、気持ちに寄り添えるようになりました。 もっとわかるため、もっと配慮するためには、まずは知ることが大切だと思いました。
しかし、そうはいっても自分の勉強不足でコミュニケーションが上手く取れなかったり、思うようにいかないことも数多く経験しました。「ひと対ひと」は知識だけでは収まらない、知識以上に経験でしか学べないことがいっぱいあることにも気づかされました。
そんな経験があったからこそ、今もキーパーソンを続けられているのだと思っています。

あとは、周りの理解を得られるようにすることも大切です。
職場でより広くより深く理解していくために、なるべく入社後はできるだけ障がいをオープンにしていただき、配慮しやすい環境をつくっていくようにしています。

Q.どんな合理的配慮がありますか?


コミュニケーションの一環として、「交換ノート」を作っていました。障がい者の方の中には、自分から悩みや困りごとを発信することが難しい方が多いので、ノートに自分の状態を書いてもらうようにしました。
たとえば、朝が弱い人には「昨日は何時に寝た」、集中しすぎてしまう人には「何時に休憩をとった」など、他にもプライベートなことを書いてくださる方もいました。1日1回は中身を確認してコメントを書き、内容や書く量によって、「調子が悪そうだな」「明日は休むかもしれないな」と変化にいち早く気づくことが出来ました。おかしいと思ったときには、すぐに面談の場を設けるようにし、こちらから声をかけるようにしています。

それ以外に、一番馴染みやすい業務を振り分けるために最初に「得意・不得意」について確認しています。負荷が少ないものから始めていただき、徐々にステップアップしていただくイメージですね。それぞれの能力を把握し、その方にマッチした業務を振り分けるよう特に意識しています。他にも、光が眩しいと集中できない方には窓から離れた席に座ってもらったり、落ち込みやすい人には私の近くに座っていただいて、いつでも声をかけられるようにしています。

Q.障がい者の方にどんなイメージを持っていますか?


真面目で頑張り屋という印象です。まっすぐな人が多くて、なにかに頑張りすぎて今の障がいがあるのかなと思います。そういう人だからこそ、手を差し伸べたくなりますね。

Q.障がい者の方のどんなところが入社前と変わったと思いますか?


着実にご自身の弱いところを克服していっているなと思います。皆さん一生懸命取り組んでくださっていて、ひとりひとりが会社に無くてはならない存在になっています。私が受け持っている人たちは、みんな良い意味で私に気を遣わなくなりましたね(笑)
徐々に自分の気持ちや考えを素直に伝えてくれるようになって、それぞれの成長を感じるとともに、こうして対等な関係で接してくれることをとても嬉しく思います。



Q.障がい者雇用において心掛けていることはありますか?


「かんでんCSフォーラムに入社して良かった」と思ってもらいたいです。一緒にやっていく中で「楽しい」と思ってもらえれば嬉しいですね。
以前私が担当していたスタッフさんから、「友人に会社のことを話したら、『自分も入りたい!』と言ってもらえた」と聞きまして、今までやってきたことが実を結んでいると実感しました。
今後も一緒に楽しく仕事に取り組んでいけるよう、私自身も成長していきたいと思います。

Q.キーパーソンをやっていて良かったことを教えてください


私は今まで他人に対してこれほど深く興味を持つことがありませんでした。ですが、キーパーソンという役割を任されるようになって、人に優しくなれたような気がしています。
それは職場だけでなく、街中で障がい者の方が困っていたら、声をかけようと目が行くようになりましたし、今まで視野に入っていなかったものが目に付くようになりました。
家族からも「意外な一面が見つかったね」と言われました(笑)。私自身、新しい発見だなと思います。
キーパーソンとして「あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ」といった切羽詰まった意識がないからこそできたことです。「何か力になれたら」という思いで心のままに自然体で取り組んでいたから、どんどんアイデアを出すことが出来ているのかなと思います。

Q.今後、挑戦したいことを教えてください


将来的には、入社された皆さんがより楽しく就労できる全社的な受け入れ環境づくりに携わりたいという夢があります。ですが、今は一緒に働いている人たちを全力でバックアップしていきたいです。
今後もさまざまな障がい者の方と仕事をする機会があると思いますので、障がいについてより一層知識を深めていきたいですね。知識があれば、最初からできる合理的配慮や対応の窓口がさらに広がると思います。



このインタビューを読んで気になった方は…


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